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ワタリガニ(渡り蟹・ガザミ類)の特徴、産地、旬の時期
ワタリガニ(ガザミ・渡り蟹)とは
ワタリガニやガザミ・タイワンガザミ
ワタリガニは、カニ下目ワタリガニ科のカニの総称で日本では、ガザミやタイワンガザミに代表されるガザミ属を指す名称です、甲羅の形から菱蟹やヒシガニとも呼ばれています。
ワタリガニの大きな特徴は、一番後ろの脚が平たく、オールのような働きをし泳ぐ事ができる事です。
近縁種も色々とワタリガニ・渡り蟹・ガザミやタイワンガザミ
市場に出回る、ガザミ族の主な種類は先に挙げたガザミ、タイワンガザミ、ジャノメガザミなどがあり、またイシガニ、ノコギリガザミなどもワタリガニの一種で食用となります、フランス料理に用いられる、Etrille(エトリーユ)もワタリガニの一種でイシガニに近い種類と思われます。
ワタリガニ(渡り蟹・ガザミ)の主な産地と旬
ワタリガニ・渡り蟹・ガザミ・タイワンガザミの主な産地と漁獲量
ガザミ類は、北海道南部から南の全国に分布していますが漁獲の多くは、関東以南となっています、政府がまとめた平成23年産のガザミ漁獲量を見ると最も水揚げが多いのは愛知県となって次いで福岡県、愛媛県と続きます。
ワタリガニ(渡り蟹・ガザミ)が美味しい旬は
ガザミの産卵期は、初夏から秋にかけてで外子を抱えた雌が多くなり夏には脱皮をするものも多く実が入りがよく美味しいのは、秋に深場に戻る頃から内子が充実する冬となりますが冬は可なり深いところに、もぐってしまうため漁獲量はとても少なくなります。
漁獲量で見ると、初夏から夏にかけてが最も多く、これはガザミが浅いところに、上がってきて海面を泳ぐ事も多いので漁獲しやすくなるためです。
なので最盛期と味の点から、旬は一概に言えませんが沢山出回る旬は、初夏から夏で雌ガニの内子が充実し味的に美味しい旬は秋から冬となります。
ワタリガニ(渡り蟹・ガザミ類)の選び方と主な料理
ワタリガニ(ガザミ・渡り蟹)の選び方
生きているものが最高
カニ類は、自分が持つ酵素の働きで、死んだ後急速に劣化してしまうので、手に入るのであれば生きているものを選ぶこととです死んでいるものは、安心できるお店で買うようにしましょう茹でガに場合は甲羅が鮮やかな朱色で艶があるもの、腹が白いものを選びます。
身が詰まったものを選ぶ
これは、どの種類にも言えますが手に持ってみて、ずっしりと重みがあるものを選び、甲羅の真ん中を押して、しっかりと硬くフワフワしていないものを選ぶ事で柔らかい物は脱皮して間が無いため身が痩せて美味しくありません、そして第5脚(一番後ろの先が平たくなっている脚)の付け根の膨らんでいるところがしっかりと硬い物が身が詰まっているカニです。
手足が1~2本欠けているカニは、その分価格が安くなっているはずですので脚が足りないだけで味自体にはほとんど影響ないと思っていいでしょう。
雄と雌の見分け方
裏返して腹が、ふんどしの部分が小さい方が雄で雌のふんどしは、卵を抱えられるように幅が広く雌の場合内子は美味しいのですが外子は粒が固く、味も劣るので腹に外子をたくさん抱えていないものを選びましょう外子は、食べられないわけではないですが食べるなら濃い味付けで煮ると美味しくなります。
ガザミ(ワタリガニ/渡り蟹)の主な料理
味噌汁
ワタリガニの、定番料理と言えば味噌汁で、味噌汁は小さいものでも十分に美味しさを味わうことが出来ます。
茹でガニ、蒸しガニ
ワタリガニを、茹でたり蒸したものを、そのままむしゃぶりついて食べます、ワタリガニはズワイガニと違い脚が細く脚には身が少ないのですが肩の部分には、たっぷりと身があって甘く美味しいです。
ワタリガニのトマトクリームパスタ
イタリアンでは定番のパスタです、カニ味噌のコクが加わり濃厚でいてトマトの酸味がバランスよくとても美味しいです。
そのまま素揚げ
捌いたワタリガニを油で揚げたものも香ばしく美味しいです。
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